App Annie、日米中韓独印などモバイル主要国の利用者数トップアプリを発表。
App Annie(アップアニー、本社:米・サンフランシスコ、代表:Bertrand Schmitt)は、iOSとAndroidアプリの利用状況を分析する同社初のレポート「2015年第1四半期アプリ利用状況レポート:日本を含む5大市場で比較するアプリ利用状況」を発表した。
同レポートは、モバイルの主要市場(米国、日本、韓国、イギリス、ドイツ等)におけるユーザーの行動(アプリの利用率、接触時間、接触頻度等)やアプリ利用状況を調査し分析した内容を紹介している。主要国に加え、成長著しいアジア各国(中国、インド等)のアクティブユーザー数に基づくトップアプリランキング(iOS・Android別、デバイス別)も同時に発表し、従来のダウンロード数や収益額ベースとは異なる、利用状況によるトップアプリの把握も可能となっている。
同レポートは、同社の調査・分析手法の高度化及び多様化に加え、Mobidia社買収(同年5月6日発表)により強化され、60ヵ国・20万を超えるアプリの利用状況データが取得可能な法人向け情報サービス『Usage Intelligence(ユーセージ・インテリジェンス』を元に作成されている。
App Annieの無料レポートでは、以下の情報を閲覧することができる。
・「通信」および「ソーシャルネットワーク」カテゴリーが優勢、日本ではLINEが1位
日本を含むモバイル5大市場(米国、日本・韓国・イギリス・ドイツ)のすべてで、「通信」および「ソーシャルネットワーク」カテゴリーのアプリはAndroidスマートフォンセッション数の40%を占めている。米国のソーシャルネットワークカテゴリへの傾倒に比べ、日本は、メッセージングアプリがより利用される傾向があり、月間アクティブユーザー数によるiOSトップアプリではLINEが1位を獲得している。
・日本のユーザーあたりのゲームプレイのセッション時間は米国の4倍
モバイルゲームのプレイ時間が長い市場は、日本と韓国が他の3市場を圧倒している。日本は米国に比べゲームアプリのAndroidスマートフォンユーザーが利用した平均月間ゲームセッション数は、米国の約3倍、利用時間は約4倍あること、iOS App StoreとGoogle Playにおける収益の90%以上がゲームアプリから来ていること、タブレットがゲームセッション時間でスマートフォンを25%上回っていた。
・韓国に次いで日本はモバイルデータ使用量で世界トップ
韓国と日本が2015年 第1四半期のモバイル(および全体の)データ使用量で首位に立っている。日本では、Andoroidスマートフォン上におけるユーザーあたりのモバイルデータ使用量が米国よりも約35%多くなっており、データ使用量が最も多かったカテゴリは「メディア&動画」で、なかでもYouTubeは今回調査した5大市場すべてで首位であった。
レポート付表にはアクティブユーザー数に基づく以下のランキング*が掲載されている。
・非ゲーム系トップアプリ - iPhone
・非ゲーム系トップアプリ - iPad
・非ゲーム系トップアプリ - Android スマートフォン
・非ゲーム系トップアプリ - Android タブレット
・ゲーム系トップアプリ - iPhone
・ゲーム系トップアプリ - iPad
・ゲーム系トップアプリ - Android スマートフォン
・ゲーム系トップアプリ - Android タブレット
*ランキングによって、掲載対象の国が異なる。
【レポート付表に掲載のランキング例】
【App Annieについて】
App Annie (アップアニー) は、世界規模のアプリの市場データと分析ツールを提供しており、アプリビジネスにおいて迅速かつ確かな意思決定を支える世界No.1の情報プラットフォームである。自社アプリの競合優位性を詳細に把握するための分析ツールと、世界中のあらゆるアプリのビジネスを様々な角度から深く洞察するための市場データを提供しいる。App Annieの製品は、アプリストアランキングのトップ100のパブリッシャーのうち90%以上、計82.5万以上のアプリに利用されており、Electronic Arts、Google、LinkedIn、LINE、Microsoft、Nexon、Nestle、Samsung、Tencent、Bandai Namco、Universal Studios等の著名なパブリッシャーが有料の『Intelligence』製品を利用している。
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