NTTドコモ、iPhoneなどの非対応機種でWi-Fi経由のワンセグ・フルセグ・NOTTVが見れる多機能STB兼モバイルWi-Fiルーター「TV BOX TB01」を発表
NTTドコモは14日、今夏に発売・提供する新モデルや新サービスを披露する「2014年夏モデル 新商品・新サービス発表会」を開催し、iPhoneなどのテレビ機能に対応していない機種で無線LAN(Wi-Fi)経由によるワンセグ・フルセグ(地上デジタル放送)・NOTTVを視聴できる多機能なセットトップボックス(STB)兼モバイルWi-Fiルーター「TV BOX TB01」(ファーウェイ製)を発表しています。発売時期は2014年6月下旬を予定しており、販売価格は1万円台前半になる見込み。
さ まざまな利用シーンが考えられる多機能デバイスで、上記のようなWi-Fi経由でのテレビ視聴機能以外にもディスプレイ非搭載ながらOSには Android 4.1(開発コード名;JellyBean)を採用し、別売りのHDMIケーブルによってテレビなどと接続すれば、ワンセグ・フルセグ・NOTTVといっ たテレビ機能やYoutubeなどのプリインストールアプリだけではなく、ダウンロードしたAndroidアプリも大画面で利用できるというようなSTB にもなりえます。
また、その際には専用のスマートフォン向けリモコンアプリやUSBマウスによってテレビなどの大画面での操作も手元で手軽に行えます。なお、各テレビ機能は視聴だけではなく、内蔵ストレージへの録画にも対応しています。
テ ザリングにも対応しているので、モバイルWi-Fiルーターとしても利用でき、下り最大112.5Mbpsおよび上り最大37.5Mbpsのdocomo LTE Xiサービス(4G/LTE)と、下り最大14Mbpsおよび上り最大5.7MbpsのFOMAハイスピードサービス(3G/W-CDMA)が利用可能と なっています。
対応周波数帯はLTEでは800MHz(Band 19)および1.5GHz(Band 21)、2.1GHz(Band 1)、W-CDMAでは800MHz(Band 6およびBand 19)および850MHz(Band 5)、2.1GHz(Band 1)。
Wi-Fiは2.4および5.xGHzデュアル対応(2×2 MIMO)のIEEE802.11a/b/g/n準拠で、同時最大接続数は8台まで。対応セキュリティーはWPAおよびWPA2。WPSには対応。
テザリングは電源をONにすると自動的に開始され、タブレットやゲーム機などを簡単にモバイルネットワークに接続できるようになっています。
また、3560mAhの大容量バッテリーを内蔵しており、スマートフォンなどへの外部給電にも対応。iPhoneを1.5回分充電できるということです。バッテリーは取り外しできるタイプで、充電はmicroUSB端子から行います。
ス ペックとしてはアプリケーションチップセットに1.5GHzクアッドコアCPUを内蔵した「K3V2」および通信チップセットに「B710」(ともに Hi-Silicon製)、内蔵メモリー(RAM)に2GB、内蔵ストレージに4GB、microSDHCカードスロット(最大32GBまで)といったも のとなっています。
利用可能サービスは「dマーケット」のほか、Google Playストア、Webブラウザーなど。Wi-Fi経由でのTVチューナー利用に対応するスマートフォンなどのOSはAndroid 4.0以上およびiOS 7.0以上を予定。
サイズは大きさが約135×60×14.3mm、質量が約163g。ボディーカラーはYellow(黄色)の1色のみで、洗練されたスマートボディーにイエローとブラックの2トーンカラーで印象的なデザインとなっています。
新料金プラン「デバイスプラス500」で提供されるSIMカードを挿せば月額500円(税抜)で利用できるようになります(ただし、別途、月額税抜300円のspモードが必要)。
なお、テザリングなどの携帯電話ネットワークを利用せず、ワンセグやフルセグといったTVチューナーとしてのみ使う場合には月額利用料はかかりませんが、NOTTVを利用する場合にはNOTTVの月額利用料がかかります。