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ソフトバンク、世界初の感情認識パーソナルロボット『Pepper』を発表。動作プログラム『ロボアプリ』SDKも公開予定。

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ソフトバンクモバイル株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO: 孫 正義)と人型ロボット工学の世界的な先駆者であるALDEBARAN Robotics SAS(本社:フランス・パリ、CEO:ブルーノ・メゾニエ、以下「アルデバラン」)は、さまざまな技術や機能を搭載した、世界初の感情認識パーソナルロ ボット『Pepper(ペッパー)』を共同で開発したことを発表した。
『Pepper』は、2015年2月に本体価格19.8万円で発売する予定。

また、2014年6月6日より、ソフトバンク表参道およびソフトバンク銀座にソフトバンククルーとして『Pepper』を設置し、来店者 が『Pepper』とのコミュニケーションを楽しめるようになる。『Pepper』を配置する店舗は順次全国に拡大していく予定とのこと。

人型ロボットである『Pepper』には、周囲の状況を把握して自律的に判断し行動する、独自のアルゴリズム(計算方法)が搭載されており、最新の音声認識技術や、滑らかな動きを実現する優れた関節技術、人の表情と声のトーンを分析して人の感情を推定する感情認識機能を搭載するなど、人とのコミュニケーションに特化した機能とインターフェースを備えている。
これにより、親しい友人や家族と接するように、自然なコミュニケーションを楽しむ ことが可能となる。
さらに、吉本興業グループの株式会社よしもとロボット研究所の協力により、お笑いやダンスなど多彩なエンターテインメントで人々を楽しませる機能も充実。今後の一般販売に向けては、人との日々のコミュニケーションを通じて学習し、成長していく機能も実装する予定となっている。

さらに、世界中の開発者が作ったさまざまな『ロボアプリ』(動きや会話、センサーなど、Pepperの各機能を組み合わせた動作プログラム)をダウンロードして『Pepper』の機能を拡張できる仕組みも提供する予定。
なお、開発者向けには、『ロボアプリ』を開発するためのソフトウエア開発キッ ト(SDK)を提供する予定で、2014年9月には、東京で技術仕様や開発方法の詳細などを公開するテックフェスティバルの開催も計画している。

ソフトバンクグループは、2010年に発表した「新30年ビジョン」 において、今後人々の生活を豊かにするためにロボットが重要になると考え、将来的にはロボットと共存する社会を実現したいと表明。その後、コミュニケーションを通じて人々を豊かにするロボットの開発に取り組んでいた会社であるアルデバランに出会い、同じ志を持つ仲間として2012年に最初の出資を行った結果、アルデバランはソフトバンクグループの一員となっている。

ソフトバンクグループ代表の孫 正義は次のように述べている。
「創業以来、“情報革命で人々を幸せに”という経営理念を掲げてきました。この理念の実現のために、当社は新たな事業領域となるロボット事業へ参入 し、感情エンジンと集合知によって進化するクラウドAIを用いて、人を笑顔にできる、愛情を持ったロボットの開発を目指します。第一弾として、世界初の感 情認識パーソナルロボットPepperをアルデバランと開発しました」。

アルデバランの創業者でありCEOのブルーノ・メゾニエは次のように述べている。
「この9年間、ロボットの最も重要な役割は喜びや驚きなど人々の日常生活を豊かにし、優しく感情に訴える存在になることだと考えてきました。感情を 持ったロボットは人々の生活の新しい時代を切り開きます。それはほんの始まりに過ぎませんが、すでに現実のものになってきています。Pepperによって 今日から未来が始まり、皆さんの未来の一部になってもらいたいと思っています」。

Aldebaran、Pepperの名称とロゴ、NAOqi OSは、フランスおよびその他の国におけるアルデバランの登録商標または商標です。
SoftBankおよびソフトバンクの名称、ロゴは、日本国およびその他の国におけるソフトバンク株式会社の登録商標または商標です。
その他、本プレスリリースに記載されている会社名および商品・サービス名は各社の登録商標または商標です。

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