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Siriをもっと使えるようにする10の方法。

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誰もがSiriをもっと使いこなせるように、レビュワーのBonnie Chaは『re/code』に「Siriを使いこなすための10のヒントとコツ」を寄稿している。
元記事『re/code』:http://recode.net/2014/07/17/10-tips-and-tricks-to-make-siri-more-useful/

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AppleのiOS向け秘書機能アプリSiriは、リマインダーに登録したり、声でメールを作成したりするようなとき、Siriはほんとうに役に立つ。
だが、何度も間違いを繰りかえしたり、タスクを完了できなかったりすると、どうしようもなく腹が立ってくる。
なので、イライラしてSiriを使うのをやめてしまう人の気持ちは、ほんとうによくわかる。

けれども、Siriをお払い箱にするのはちょっと待ってほしい。
Siriに何ができるかを理解し、さらに、Siriがもっと賢い秘書となれるよう訓練してやるには、少しの時間と労力が必要なのである。

Siriを使いこなすためにヒントとコツをここで紹介する。
初心者から熟練ユーザーまで使える、一部のユーザーしか知らない機能を記載した。

Appleの側からすれば、Siriは改良を重ねており、新しい機能も増え続けている。
iOS8が、この秋リリースされるとき、Siriにはビジュアル・フィードバックのような新しい機能が追加されるので、コマンドがどのようにリアルタイムで表現されるか、見ることもできるだろう。
Siriが音声に反応して起動する能力を身につけることもできる。
けれどもここであげるのは、現在のSiriにできることだ。

1.Siriにできることを知る

iPhoneを手に入れたばかりか、Siriを実際には使っていない状態なら、Siriに何ができて何ができないかを知っていれば役に立つだろう。
何ができるかを知るためには、ホームボタンを長押ししてこう言えばよい。
「あなたには何ができるの?」
Siriは、たとえば起動できるアプリや試合結果を聞かれたときの点数など、自分に答えられる質問や命令のサンプルを教えてくれる。

Siriを起動させて、下部の左隅にあるクエスチョンマークのアイコンをタップしても、同様の結果を得ることができる。

2.Siriが間違ったときは、そのことを教えてやる

最初の数回は、Siriがコマンドを理解し損ねるたびに、叫び声とともにiPhoneに蹴りを入れたくなるかもしれない(というか、それは私のことなのだが)。
けれどもほんの少しの忍耐を発揮して、Siriに失敗から学ぶチャンスを与えてやってほしい。

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Siriが間違ったをときは、画面をスワイプして最初のコマンドを知らせ、それから返答や質問を修正させるために、タップして編集する機能を使う。
Siriは新しい結果を返すだけでなく、将来、よりよいパフォーマンスを提供できるように、訂正したことも記憶できるのである。

3.Siriに名前の発音と、関係を教えてやる

私はいつも、自分の名字の"Cha"は、とても発音しやすいと思っている。
けれども何度も"Chow"や"Che"などと呼ばれてきた。Siriなら"Char"である。
Siriが名前をちゃんと呼んでくれないときは、「その名前はそう発音するんじゃない」と言って、訂正してやることができる。
Siriはその名前を三通りのやり方で発音して、どれが正しいか聞いてくる。
そのうちのひとつを選んでやれば、今後Siriはその発音で呼んでくれる。

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同様に、Siliに連絡相手との関係を教えてやることもできる。そうすれば「ライアン・ゴスリングに電話して」と言わなくても「夫に電話して」と言うだけでいい。
「上司にメール」と言うと、Siriは「あなたの上司の名前は誰ですか」と聞いてくるだろう。あるいは、最初に「ウォルト・モスバーグは私の上司」と言っておけば、Siriはその関係を記録に付け加えるだろう。

4. 耳に当てて話す

Siriを起動するもっとも一般的な方法は、ホームボタンを数秒間、長押しすることである。
その他に、iPhoneを耳元にまで持ち上げ、起動させるというやり方もある。
電話中でなければ、この方法で起動できるのである。
こちらの方がよければ、設定>Siriへ行って、「耳にあてて話す」をオンにしておけばよい。

5. 位置認識リマインダーを設定する

Siriのリマインダーの設定には、私のお気に入りの方法がある。
リマインダーアプリを起動して、すべての情報を手動で入力するより、Siriに口述筆記させ、自分の代わりにリマインダーを設定させるのだ。
Siriは賢いので、ある場所で何をしなくてはならないかを思い出させることもできる。

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たとえば「職場を出るときに、クリーニング屋に寄って取ってくることを思い出させて」と言うこともできる。
ただ、これが正しく機能するためには、家、職場、クリーニング屋などなど、その場所の住所を入力しておかなければならない。
また、位置情報サービスも忘れないでオンにして、リマインダーが使えるようにしておく。

6.起動のための特別な設定

Siriを開くために特別な設定をした、と教えてやる。
特定の機能をオンにしたりオフにしたりするために、メニューと設定を探すのは、何だかムダに思えてくる。
そこで自分がラクをするために、代わりにSiriにやってもらうのだ。たとえば「メールの設定を開いて」と言うように。
ほかのアプリを起動させることも、同じ言い方が使える。

7. メモやemailを探す

ほかにもSiriには時間を節約できる機能がある。それはemailやメモを探せることだ。
仕事のプロジェクトについて書かれている特定のメールを探すなら、Siriに言えば良い。
「Q3プロジェクトについてのemailを探して」
Siriはすぐに関連するすべてのメールを検索してくれる。
そうして日付を最初の記録にまでさかのぼって、その件名や送り主に関連するメールが何件あるか教えてくれるのである。

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8.Siriにメールを読んでもらう

運転中に携帯を使うのが危険なことは、誰もが知っている。
それでも、メールやボイスメールをチェックしなければならないようなとき、Siriがあれば画面をのぞき込む必要がない。
「新着メールを読んで」
「ボイスメールを聞かせて」
とコマンドすれば、Siriは読み上げてくれ、こちらは返事を口述したり、放っておいたりできるのである。

9.レストラン探しも予約もしてくれる

わ、大変!結婚記念日を忘れてた!大急ぎでディナーの予約をしなくては。
そんなとき、Siriが味方になってくれる。「Yelp」(※アメリカの「ぐるナビ」や「食べログ」)と「OpenTable」を呼び出し、最高のレストランと予約情報を見つけてくれるのである。
こんな料理がいいな、という案があるなら、Siriにこう伝えれば良い。
「このあたりで最高のフレンチ・レストランを探して」
Siriはいまいる場所と、Yelpの評価をもとに、リストを作ってくれる。
そこで「今夜7時にSpruceに予約を入れて」
というと、SiriはOpenTableの結果に従って、予約できるかどうかを教えてくれるのである。

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10.楽しんで!

Siriにできることは、まだたくさんあるし、それを探索するのもまた楽しい。
私のお気に入りのひとつが、Siriに「いま、私の頭上を飛んでいるのは、どの飛行機?」と聞くことである。
友だちと賭をして、レブロン・ジェイムズとティム・ダンカンのどちらが良いバスケットボール選手か、決着をつけなければならないときも。
Siriに統計を引っ張ってこさせればいい。
Siriは数学の問題だって解くことができる。

Siriは完璧ではないかもしれないけれど、こちらの側が少し努力してやれば、Siriは時間を節約してくれるし、生産性を引き上げてもくれる。きっと賭にも勝たせてくれる。

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