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サイバーエージェント、約1億4千万件の「アメーバブログ」データから分析する『2014年流行語』圧倒的1位は「増税」2位「アナと雪の女王」3位「妖怪ウォッチ」

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株式会社サイバーエージェント(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田晋、東証一部上場:証券コード4751)では、今回、2014年1月1日(水)~11月11日(火)の期間に「アメーバブログ」に投稿されたブログ記事をもとに、『2014年流行語』の分析を行ったことを発表した。
 
流行

■約1億4千万件のブログデータで分析する、『2014年の流行語』
今回の調査では、2014年2014年1月1日(水)~11月11日(火)に投稿された約1億4千万件のブログ記事内容のキーワードを分析し、記事の投稿数をもとにランキング化した。

▽『2014年流行語』ベスト20 (通年)
・第1位:「増税」(616,900件)
・第2位:「アナと雪の女王」(402,116件)
・第3位:「妖怪ウォッチ」(400,642件)
・第4位:「阪神」(255,931件)
・第5位:「羽生結弦」(102,357件)
・第6位:「ハリー・ポッター」(81,336件)
・第7位:「笑っていいとも」(81,047件)
・第8位:「iPhone6」(77,607件)
・第9位:「STAP細胞」(75,534件)
・第10位:「ゴーストライター」(66,764件)
・第11位:「テラスハウス」(50,846件)
・第12位:「花子とアン」(50,404件)
・第13位:「錦織圭」(50,279件)
・第14位:「昼顔」(47,868件)
・第15位:「デング熱」(42,361件)
・第16位:「エボラ出血熱」(34,309件)
・第17位:「壁ドン」(33,148件)
・第18位:「ファースト・クラス」(29,190件)
・第19位:「日本エレキテル連合」(25,638件)
・第20位:「ざわちん」(15,461件)

2014年、他のキーワードに大差をつけて1位となったのは「増税」で、ブログへの投稿数は全616,900件。ブログ投稿のピークは増税前日の3月31日(月)で、投稿件数は30,078件/日に。全ワードで年間を通して1日あたり最高の投稿数を記録し、生活者にとって今年最大と言える、非常に関心の高い出来事だったことが伺える。2位には記録的大ヒットとなり、もはや社会現象と化したディズニー映画「アナと雪の女王」(402,116件)がランクイン。映画館で歌いながら鑑賞をしたり、リップシンク動画が撮影されたりと、新しいスタイルの楽しみ方も注目を集めた。最も投稿数が多かったのはDVD・ブルーレイディスク発売の7月のタイミングで、3月の劇場公開時の約2倍(月間あたり)の投稿数に。ブログでも、映画を観た上でさらにDVD・ブルーレイディスクまで購入したことを報告する記事が多く見られた。また、関連ワードとしては、10月頃にはハロウィンの影響もあり「衣装」や「ドレス」、「仮装」といったワードが急上昇。親子や友達同士で、主人公のアナとエルサの仮装を楽しんだ様子が多数レポートされている。

3位はゲーム・アニメ・コミックなど、さまざまなメディアにおいて、主題歌から踊りまでもが爆発的な人気となった「妖怪ウォッチ」(400,642件)。新グッズ「DX妖怪ウォッチ タイプ零式」の発売日である8月2日(土)には4,159件/日も投稿がされ、注目度はピークに達した。その後も1日あたり1,000件を超える高い投稿数をキープしている。続く4位はクライマックスシリーズで優勝を飾った「阪神」(255,931件)。クライマックスシリーズ優勝決定日には投稿数が大きく伸びている(10月18日(土):4,118件)。関連ワードの上位に常に「巨人」があがっており、ファンによって対抗心を持って一緒に語られていることが多いことが特徴的。人気内野手、マウロ・ゴメスを指した「ゴメス」も同様にセットで投稿されていることが多く、阪神ファンの投稿内容が一貫していることが分かる。5位はフィギュアスケート男子シングル金メダリスト「羽生結弦」で102,357件。10月の写真集発売から負傷のニュースがあった11月には投稿数がやや伸びたが、最多投稿は金メダル獲得のタイミング(2月15日(土):14,417件)であった。なお、5位以下には、ユニバーサル・スタジオ・ジャパンに登場した新エリアが注目を集めた「ハリー・ポッター」(81,336件)、番組最終回前後に「タモロス」という言葉を生み、約31年の歴史に幕を閉じた「笑っていいとも」(7位:81,047件)、9月に発売された「iPhone6」(8位:77,607件)や、テレビ番組などが並んだほか、20位にはモノマネメイクでブログやSNS界を賑わせた「ざわちん」(15,461件)がランクイン。そのモノマネメイクをさらに真似するブログ記事も見られた。

■投稿数に見る、テレビ番組の“視聴率”と“視聴熱”
今回、ランキング20位内に並んだテレビ番組・ドラマは、毎回放映のタイミングで投稿の波が作られることに加えて、「テラスハウス」(11位)、「花子とアン」(12位)、「昼顔」(14位・番組正式名称「昼顔 ~平日午後3時の恋人たち~」)は、最終回が近付くにつれて投稿件数が右肩上がりに増加していく点が共通して見られた。「昼顔」は特にその傾向が顕著で、最終回翌日の投稿件数が、飛躍的に増えている。一方、「ファースト・クラス」(18位)の投稿数が増え、最も注目を集めたのは秋番組のスタート日(10月15日(水))。1,156件/日と同キーワードの最高件数を記録し、春の放映スタート時、春の最終回時と比較しても、2倍以上に件数を伸ばした。

これらの傾向からは、視聴率などの量的指標では測りづらい、“視聴熱”と呼ばれる生活者の質的な“熱”が捉えられる。番組がどれだけ多くの視聴者に見られたかについてのリーチを測定する視聴率に対して、“視聴熱”は、番組視聴による影響を、ソーシャルメディアへの書き込み量を指標化して測定することを目的とした新しい指標である。ソーシャルメディアへ投稿するということは、その番組に対して高い“熱量”を持っていること、関心を持っていることの1つの表われと言える。特にブログは他のソーシャルメディアと比較しても、多くの文字量で語られやすい特性を持つメディアである。番組の毎回の感想や、次回・最終回への期待などが様々な視点から書かれた記事が目立った中で、今回のランキングは、ブログのこうした特性が反映された結果だとも考えられる。

■2014年上半期・下半期の記事投稿数比較
上半期と下半期を比較してみても、「アナと雪の女王」(通年2位)、「妖怪ウォッチ」(通年3位)の投稿数は健在。非常に多くの人に年間を通して語られていたことが分かる。反対に、「増税」(通年1位)は下半期には投稿数が約10分の1以下、「羽生結弦」(通年5位)も約3分の1以下に留まった。順位を大きく上げた「ハリー・ポッター」(通年6位)、「iPhone6」(通年8位)は、どちらも下半期のオープン・発売時期と連動して話題が集中。件数にも顕著に表われており、「iPhone6」は全投稿の約9割が下半期にされている。

※今回のブログ記事分析は、株式会社ホットリンクが提供するソーシャルメディア分析ツール「クチコミ@係長」を利用して行った。(分析対象:2014年1月1日(水)~11月11日(火)に投稿されたアメーバブログ記事 144,097,372件)
※文中に記載されている製品名、作品名等は、それぞれ各社の商標または登録商標。

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