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トレンド総研、バイラルメディアに関する調査を発表。人気TOP3は「Spotlight」「BUZZ HOUSE」「CuRAZY」。

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生活者の意識・実態に関する調査をおこなうトレンド総研(東京都渋谷区)では、10~30代の男女500名を対象とした、「バイラルメディア」に関する調査をおこなったことを発表した。

■一般男女に調査 周囲で見ている人が多い「バイラルメディア」は?

昨年から今年にかけて、人気が過熱している「バイラルメディア」。「バイラルメディア」とは、一般的に、画像や動画などのコンテンツをシンプルな紹介文とともに掲載し、FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアを利用して爆発的な拡がりを生み出すメディアのことを指す。
世界的にも有名な「バイラルメディア」の代表格としてあげられるのは、アメリカの「Buzz Feed」であるが、近年では日本においても、新たなバイラルメディアが続々登場している。
実際に日本で人気を集めている「バイラルメディア」について調査が行われた。まず、調査対象に、「周囲にバイラルメディアを見ている人はいますか?」と聞いたところ、約6人に1人(16%)が「いる」と回答。そこで、「周囲で見ている人が多いと思うバイラルメディアは何ですか?」と質問したところ、トップ5は下記のような順位となった。

Q:周囲で見ている人が多いと思う「バイラルメディア」は?(複数回答)
1位:「Spotlight」・・・26%
2位:「BUZZ HOUSE」・・・23%
3位:「CuRAZY」・・・19%
4位:「Buzzlive」・・・17%
5位:「Whats」・・・14%

1位を獲得したのは、国内最大級のバイラルメディア「Spotlight」。最新ニュース・エンタメ記事からオリジナルコラムまで、幅広いジャンルの話題を提供しているメディアである。具体的には、「知り合いがよくシェアしている。(35歳・女性)」、「Twitterのタイムラインでよく流れてきて、面白い話題が多い。(25歳・女性)」など、情報がシェアされやすく、かつ実際に周囲がシェアした記事をSNS上でもよく目にすると感じる人が多い傾向となっている。
続く2位になったのは、「BUZZ HOUSE」。おもしろ画像・衝撃動画・気になるまとめなどを世界中から集めたバイラルメディアである。「暇な時間に、友達と見て笑っている。(19歳・男性)」、「ツボにはまる話題が多い。(23歳・男性)」など、笑えるネタが多いことで人気を集めている様子がうかがえる。

3 位は「CuRAZY」。「ためになる情報や面白い画像が多い。(16 歳・男性)」など、ピックアップされている情報の面白さを評価する声が目立った。4 位の「Buzzlive!」は、スポーツのプレイ映像を中心としたバイラルメディア。「サッカーが好きで見るようになった。(35 歳・男性)」といったコメントもあり、スポーツファンからの支持が厚いことが伺える。また、5 位にランクインした「Whats」は、驚く・なごむ・笑う・刺さる・泣けるの5 つのテーマで様々な記事を紹介している。

■どのような記事が“バズる”?人気上位の「バイラルメディア」にインタビュー

さらに今回は、ランキングで上位にあがったバイラルメディアについて、2014年に拡散された記事のトップ3を調査。同時に、ランキングにて1 位を獲得した「Spotlight」には、バイラルメディアにおいてシェアされやすい記事の特徴などについて、インタビューが実施された。

▼「Spotlight」
【1 位】
・記事タイトル:初めての育児に不安だらけだった1 年。1 歳児検診の帰りにパパがママに贈った感謝のサプライズ
・シェア数合計:220,130 シェア

【2 位】
・記事タイトル:「障害者をかわいそうだと思うことが許せなくなった」甲子園優勝の大阪桐蔭主将、中村選手が中学時代に綴った作文
・シェア数合計:204,036 シェア

【3 位】
・記事タイトル:あの日に帰りたい…アラフォーが子供時代に浸って泣きたくなる画像25 連発
・シェア数合計:158,454 シェア

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<担当者インタビュー>
―「Spotlight」プロデューサー兼編集長 渡辺将基氏
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Q:自社で「バイラルメディア」をスタートしたきっかけは何ですか?
これまでのアメーバのサ-ビス群は、既存の会員に利用されるものが多かったのですが、今後はソーシャルメディアなどを通じてより広いユーザー層にアプローチする必要があると考えていました。そんな最中、日本でもキュレーションメディアやバイラルメディアが盛り上がりを見せ始め、まだ大企業が本格的に参入していない状態だったこともあり、チャンスがあると考え参入しました。

Q:どのような記事がシェアされやすい傾向にありますか?
シェアされる記事に共通しているのは、読者の感情を大きく動かすコンテンツを含んでいることです。特に「Spotlight」で支持されている記事は、感動系のコンテンツやポジティブな意味で驚きがあるもの、絶景やアートなどの美しさを含むコンテンツが中心となっています。実名制のソーシャルメディアであるFacebook 上でシェアされることを意識して、コンテンツがマイナスイメージを与えるような記事はできるだけ配信しないように心がけています。

Q:バズを生み出す記事づくりのために心がけていることは何ですか?
独自システムを開発・運用することで、ソーシャルメディア上で話題のコンテンツをいち早くキャッチすることと、書き手の専門性や発想を活かすことを共に重視し、それらのバランスを取ることに注力しています。また、記事を配信する際は記事のタイトルとサムネイル画像のチューニングを徹底して行い、機会損失なくコンテンツが広がるような工夫をしています。

Q:「Spotlight」で発信した情報に対して、これまでどのような反応がありましたか?
当初の狙い通り、これまでアメーバを利用していなかったであろうユーザーが積極的に記事をシェアしてくれているのをよく目にするので、新たな層を開拓できている感触はあります。観光スポットを紹介すればそこに行ってきたという読者や、ライフハックを紹介すれば試してみたという読者もおり、メディアを通じて実際の行動を喚起できているとも感じています。
そのほかで印象的だったのは、11月に掲載した松浦亜弥さんについての記事。松浦亜弥さんの歌唱力の高さを最近の彼女の動画と有名アーティストの評価コメントを引用して紹介したところ、一気に拡散され、記事内で紹介していた2010年リリースのアルバム『Click you Link me』のダウンロード売り上げが急増したこともありました。

これまで順調に成長してきている「Spotlight」ですが、より規模感のある、影響力のあるメディアになることを目指し、10月にはユーザー参加型の編集組織「Amebaみんなの編集局」をオープンしました。多くの方がご自身の専門性や興味を活かし、「Spotlight」の影響力のもと、自由に発信ができるプラットフォームになっています。参加していただいているライターさんには日々細かくアドバイスなどを行っていますが、こうした潜在層も含めたユーザーとのインタラクティブなやりとりも、今後の「Spotlight」の成長につながると考えています。

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▼「BUZZ HOUSE」
【1位】
・記事タイトル:路上でBIG BANGのドラムを演奏しはじめた美少女のレベルが高すぎて騒然!!!
・シェア数合計:12,066シェア

【2位】
・記事タイトル:1匹の子犬と3匹の子猫がバンザイしながら一緒に寝る姿がかわいすぎる
・シェア数合計:9,621シェア

【3位】
・記事タイトル:え、ホントに同じ人!?別人かと思ってしまう女性7人の激やせビフォーアフター
・シェア数合計:5,836シェア

▼「CuRAZY」
【1位】
・記事タイトル:そうとも言える!!バツとも言えないテストの秀逸な珍回答10選(画像)
・シェア数合計:365,567シェア

【2位】
・記事タイトル:【正解にしてあげたい】センスを感じるテストの珍回答48コ総選挙
・シェア数合計:267,810シェア

【3位】
・記事タイトル:当たり前すぎて気づかない!「海外から見た不思議な国、日本」のアニメーションが深い
・シェア数合計:184,587シェア

[調査概要]
・調査名:「バイラルメディア」に関する意識・実態調査 ・調査期間:2014年11月4日~6日
・調査方法:インターネット調査 ・調査対象:10~30代 男女500名 (年代・性別で均等割付)

※同リリースに掲載されている記事URL、シェア数は、すべて取材・計測時点(2014年11月13日)のものである(CuRAZYのみ2014年11月26日時点)。
※各バイラルメディアのシェア数に関しては、「SocialCounter」を使用して計測している。

※本調査では、国内のバイラルメディア33媒体(下記)を選択肢として提示。
選択肢以外のメディアについては、別途フリーアンサー形式で回答があがったものを集計し、ランキングに追加。
Spotlight/BUZZ HOUSE/CuRAZY/Buzzlive/Whats/grape/feely/Candle/Bizcast/netgeek/AOLニュース:バズ/ViRATES/9ポスト/pocketti/animal-buzz/バズマン/Sports Hack/otodas/TEMITA/Charming/ROXIE/UPLOAD/RAW-Fi/Share tube/ヒマゴロシ/kensuu.com/もえばず/mixgirl/Educeed/share times/BUZZMODE/世界の凄い場所/あふれ.CO (順不同)

 
©TREND SOKEN

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