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LINE、モバイル送金・決済サービス『LINE Pay』を公開。送金手数料0円、相手の口座情報不要で、LINE友だちへの個人間送金や割り勘を実現。

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LINE株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:森川 亮)は、同社が運営する無料通話・無料メールスマートフォンアプリ『LINE』のアップデート(ver 4.8)を行い、新たな機能として、モバイル送金・決済サービス『LINE Pay』を、日本をはじめ全世界で公開したことを発表した。*1
*1:中国・韓国を除く。サービス公開時、日本を除く国・地域では、クレジットカード連携での決済機能のみ対応

『LINE Pay』のサービスの運営はLINE株式会社の子会社であるLINE Pay株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:舛田 淳)によって行われ、送金・決済処理やチャージ、口座振替などの際には、LINE Pay株式会社と各機関との間で連携・処理が行われる。

LINE Payは、キャリアやOSに左右されることなく、世界で一ヶ月に1億7,000万人以上が利用するLINE(iPhone/Android)を通じてユーザー間での送金や、提携サービス・店舗での決済を簡単・便利に行うことができるモバイル送金・決済サービスである。

LINEでは、日常的に利用頻度が高く、多くのユーザー基盤を持つLINEプラットフォームを活かし、①親しい友人や家族間でのコミュニケーションの延長として、LINE上から気軽に個人間で送金することができる利便性、および、②スマートフォンさえあればいつでもどこでも手軽で安全に取引ができる便利な決済環境の実現を目指し、このたびLINE Payをソフトローンチし、送金・出金・決済機能の提供し、近日中にLINE Pay導入加盟店・サイト・アプリの募集開始を予定している。

『LINE Pay』は、このソフトローンチを皮切りに、LINEユーザーがスマートフォン上から、面倒な手続きや手間なく簡単に、送金・決済を行える利用シーンの拡大を目指し、今後様々なキャンペーンや対応サービスの拡充、オフライン店舗との提携、グローバルでの機能展開などを順次進め、さらなる利便性の強化と新たな決済手段としてのモバイル決済の未来を提案していくとしている。

【LINE Pay 概要】
1.LINE Payの登録・利用について
LINE Payを使用するには、LINE上でLINE Payアカウントを登録し、銀行口座振替・コンビニエンスストア*2・Pay-easy(ペイジー)*3での支払いを通じた事前チャージ(手数料無料)、もしくはクレジットカードでの支払い登録*4をすることにより、利用することができる。なお、銀行口座振替は、提携する、みずほ銀行(本店:東京都千代田区、頭取:林 信秀)および三井住友銀行(本店:東京都千代田区、頭取:國部 毅)のネット口座振替サービスと連携しており、LINE Payで銀行口座振替の登録*5を行うと、いつでもどこでもチャージから送金・決済まで行うことが可能*6。
*2:サークルKサンクス/セイコーマート/ファミリーマート/ミニストップ/ローソンの各店頭端末からの支払いに対応。
*3:日本マルチペイメントネットワーク推進協議会が運営する電子決済サービスで、各種ATMやインターネットバンキング経由での支払いが可能。
*4: American Express/Diners Club/JCB/MasterCard/Visaのカードが登録可能(枚数制限なし、今後も順次追加予定)。クレジットカードは決済機能のみに利用可能で、チャージや送金には利用できない。クレジットカードに関する情報の扱いについては、LINEでは識別コードのみ保存。
*5:口座番号などの必要情報を入力後、提携銀行のWEBページに連携し、口座振替受付サービス及びそのオプション機能を利用して登録。口座振替の登録にかかる期間は各銀行で異る。
*6:銀行のシステムメンテナンスの際は、銀行振替でのチャージ残高への反映がメンテナンス終了後となる。

2.「送金」機能について
昨今、スマートフォンの普及を契機として、時間や距離の制約を越え、端末から簡単に送金ができるモバイル送金サービスの利用がグローバルで拡大している。その一方で、日本においては、現金書留やATM振込みなど、いまだ銀行を通じた送金手段が主流であり、毎回煩雑な手続きを必要としたり、24時間365日対応していなかったり、手数料が発生したり等、十分な利便性が提供されていないのが実状となっている。

LINE Payの「送金」機能は、LINEでつながっている友人に、簡単に送金ができる機能である。LINEでつながっていれば、相手の銀行口座を知らなくても、メッセージやスタンプなどを添えて簡単にお金を送ることができる*7。LINE Pay上から、送金する相手を選択し、支払金額、およびメッセージを入力するだけで、相手のLINE Pay口座に支払金額が入金される(手数料無料)。遠くに住む家族への仕送りや、お祝いなどの送金時など、気軽に活用することが可能。

同社は、周辺機能として、特定の相手に対してLINEのトークを通じて支払い要請を行う「送金依頼」機能、合計の支払額とLINE友だちの中から参加メンバーを選ぶだけで、均等に按分された金額を各メンバーに請求することができる「割り勘」機能などを搭載しており、LINEならではのつながりを活かした新たなコミュニケーションの一環として手軽、かつ安心安全に利用できるとしている。なお、LINE Payでチャージ・送金されたお金は、提携銀行含む日本全国ほぼ全ての金融機関の口座にて引き出す(「出金」機能)*8ことが可能。
*7:「送金」「送金依頼」「割り勘」の各機能は、LINE Pay未登録の友だちにも送信することが可能であるが、送信後7日間以内にLINE Payへの登録・処理が行われない場合、「送金」は発信者への返金、「送金依頼」「割り勘」はメッセージの再送信が行われる。
*8:出金の際は、手数料として200円(税抜)が必要。また、出金機能は本人確認を行ったユーザーのみ利用可能。

3.提携銀行との連携について
LINE Payでは、サービス公開時より一部口座連携機能において、みずほ銀行および三井住友銀行の両行からサポートを受けて運用される。両行のサポートにより提供する機能は、①LINE Pay利用のための本人確認および口座振替登録*5、②LINE Payへのチャージ、③出金(受け取ったお金を出金銀行口座への入金)の3点で、全ての機能は各ユーザーの確認・同意の上で口座と連携される*9。
*9:LINEが取り扱う銀行口座情報は、LINE Pay利用時の照会などに使用する情報のみに限定し、暗号化して保管される。

4.「決済」機能について
現在、日本ではモバイルを介した決済サービスが数多く提供されているが、ユーザーにとってはサービスごとにダウンロードや利用登録が必要となる煩わしさがあり、店舗にとっては小額の流通でも手数料が発生するなどの点から導入が進まず、広範囲での普及には至っていない。日常的に利用するLINEから様々なシーンで決済が可能になることで、ユーザーは個別の利用登録が不要で気軽にモバイル決済を利用することができ、店舗も国内5,400万人を超えるLINEユーザーからの利用・流通額を見込むことができる。

LINE Payの「決済」機能は、提携する店舗やWebサービス・アプリ内における支払いをLINEアプリ(iPhone/Android)上から行うことができる機能である。今回、そのショウケースとして、LINEスタンプなどのLINEおよびLINE関連サービスの有料コンテンツを購入できる「LINE ウェブストア」での決済が可能となった。

なお、サービス対応を記念し、「LINE ウェブストア」へのチャージをLINE Pay決済で行うと最大25%のボーナスが付与された金額がチャージされるキャンペーンを期間限定で実施している。今後、デリバリーサービス「LINE WOW」や、近く公開を予定しているタクシー配車サービス「LINE TAXI」などLINE周辺サービスに加え、ECサイトなどの外部Webサービスとの連携を予定し、加盟店舗の拡大が見込まれている。

5.外部加盟店との連携について
LINE Payでは、今後、LINEのユーザー基盤を活かした送客キャンペーンや格安な加盟店手数料、パートナーシップ施策などをもとに、外部のECサイト事業者を中心に、LINE Pay決済対応加盟店の拡大が図られる。ECサイト事業者においては、LINE Pay決済を導入することにより、購入者に対して会員登録やクレジットカード情報などの登録を求める必要が無くなるため、ユーザーの決済手続きの手間を省くことができ、さらなる成約率の向上を期待することができる。

また、加盟店手数料は、導入から2年間は月間決済額100万円まで0%*10で利用でき、100万円超えた分については物販が3.45%、デジタルコンテンツが5.5%を基本とし、国内主要ID決済サービスよりも格安の料率で運用することが可能。なお、導入店舗向けLINE Payサービスサイトを近日中に公開し、LINE Pay加盟に関する詳細のご案内および加盟店の申し込み受付が行われる予定。
*10:LINEが設ける申し込みページから直接申請があった場合のみ適応予定

6.セキュリティについて
LINE Payは、セキュリティ確保および不正利用の防止のため、ユーザーの本人確認の有無によって利用できる機能や金額が制限される。また、LINE Pay利用の際には、LINEの登録パスワードとは異なるLINE Pay専用パスワードの登録が必要となっている。さらに、送金や決済など金銭が移動する機能の利用時や、端末の機種変更などによる別端末でのLINE Pay初回ログイン時には、登録した専用パスワードの入力が必須となるため、第三者によってLINEアカウントにログインされた場合でも、LINE Payの機能は利用することができない。加えて、モバイル決済の特性を活かし、PCサイトでの決済時においてもLINEアカウントを登録しているスマートフォンと連携した認証が毎回必ず行われるため、本人以外での不正な利用が極めて困難な仕様となっている。その他、Apple Touch IDによる指紋認証でのパスワード照会(iPhoneのみ)やPCサイト利用時のスマートフォン認証の対応、および、送金依頼の回数や金額などの諸条件によって不正な動きをするアカウントを検知・報告するモニタリングシステムも導入し、安全に利用できるモバイル送金・決済サービスを実現している。

【参考資料 LINE Pay 各機能の利用フロー】
■本人確認
LINE Payでは、「本人確認書類の登録」もしくは「銀行口座振替の登録」を行い、本人確認を完了させることで、全ての機能を利用することが可能になる。

■事前チャージ
LINE Payのトップ画面から「チャージ」を選択すると、「銀行口座」「Pay-easy」「コンビニ決済」の選択肢が表示され、チャージ手続きを行うことができる。

■送金・送金依頼
友だちを選択し、支払い金額を入力すると、選択した友だちのLINE Payに指定金額をメッセージやカードを添えて送金することができる。また、同様の手順で、友だちに対して送金依頼を行うことも可能。*11
*11:「送金」「送金依頼」「割り勘」の各機能は、LINE Pay未登録の友だちにも送信することができるが、送信後7日間以内にLINE Payへの登録・処理が行われない場合、「送金」は発信者への返金、「送金依頼」「割り勘」はメッセージの再送信が行われる。

■割り勘
友だちを選択し、合計金額を入力すると、本人を含む全員で均等に割られた金額の送金依頼を一度に行うことができる。*11

■出金
LINE Payでチャージしたり受け取ったりしたお金は、「出金」機能で、地方銀行を含む日本全国のほぼ全ての銀行口座を通じて出金することができます。なお、出金の際には216円(税込)の振込手数料が必要。

 
© LINE Corporation

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