グッドパッチ、モバイル向けプロトタイピングツール『Prott』を正式リリース、IDEO、ヤフー、DeNAなどが導入。
お気に入りに登録 株式会社グッドパッチ（代表取締役：土屋尚史、本社：東京都渋谷区）は、モバイルサイトやアプリケーションに向けたプロトタイピングツール『Prott』を正式リリースしたことを発表した。iOS、Mac OS、Windowsで動作するバージョンの提供を開始する。
サイトやアプリケーションの開発、更新頻度が高くなる昨今、デザインプロセスにおけるプロトタイピングの重要性は急速に増している。こうした状況を背景にグッドパッチは、プロトタイプを素早く作る「ラピッドプロトタイピング」と、必要なコミュニケーションを的確に行う「ラディカルコミュニケーション」というコンセプトを元にProttの開発を進めてきた。2014年4月よりβ版を公開して以来、2014年9月末現在で約7000人のユーザーを獲得している。こうしたβ版ユーザーの中には、世界的に有名なデザインコンサルティングファームの米IDEO社、国内企業ではヤフー株式会社、株式会社ディー・エヌ・エーなども含まれる。
プロトタイピングツール『Prott』とは？
『Prott』はモバイルサイトやアプリを開発するデザイナー、エンジニア、ディレクターなどから成るチームのためのプロトタイピングツールである。手書きの画像などを読み込み、画面遷移のアクションや操作方法を設定することで、簡単にプロトタイプを作成が行えるのが特徴。また、「Slack」や「Hipchat」といったチームによる協業を支援する外部サービスとAPI（Application Programming Interface）による連携機能を備えるため、チームでの円滑なコミュニケーションが行える。
1. iPhone 6・iPhone 6 Plusから、iPhone 5s・iPad・Android端末などのマルチデバイスに対応
ターゲットのデバイスとして、最新のiPhone 6、iPhone 6 Plusはもちろんのこと、iPhone 5、iPad、Android端末に対応しており、これらのスマホに最適化したモバイルアプリやサイトのプロトタイプを作成することが可能となっている。作成したプロトタイプの動作確認はiOS上、Android上で行えるため、実際にアプリを動かしているように操作ができるのが特徴。
2. iOSバージョン、デスクトップバージョン（Mac OS、Windowsに対応）も同時リリース
β版ではWEBサイト上でのみプロトタイプを作成できたが、正式リリースと同時にiOS、Mac OS、Windowsで動作するバージョンが用意された。iOSバージョンでは 紙とペンを使ってスケッチした画面を撮影し、その場でプロトタイプを作成して確認が可能。デスクトップバージョンとiOSバージョンを使い分けることで、プロトタイプの作成がより簡単になる。
3. IDEO、ヤフー、DeNAなど数多くの優良企業に導入
β版の段階において世界中で7000名を越えるユーザーを獲得している。海外では、世界的に有名なデザインコンサルティングファームIDEO社、『LEAN UX』の著者であるJeff Gothelf氏が所属する、株式会社デジタルガレージ傘下のNeo Innovation, Inc.、日本国内ではヤフー株式会社、株式会社ディー・エヌ・エーなどの数多くの企業にて導入されている。
4. Slack、Hipchatなどの外部サービスにAPI連携
また、チームでのコミュニケーションを円滑にするためにチャットツールのSlack・HipchatとAPI連携を開始した。今後さらにチームでの制作をスムーズにする為に様々な外部サービスとの連携が予定されている。
･利用プランについて
1プロジェクトは無料で利用可能。スタータープラン・プロプラン・チームプラン、会社で導入するする際はエンタープライズプランが用意されている。
･今後の展開
プロトタイプを素早く作る「ラピッドプロトタイピング」と、必要なコミュニケーションを的確に行う「ラディカルコミュニケーション」のコンセプトを元に、今後もワイヤーフレーム作成機能など様々な機能追加や外部連携が予定されている。
© Goodpatch.
お気に入りに登録
