アメリカ動向、モバイル広告がアメリカで急速に成長。今後さらに成長を加速させる見込み。
お気に入りに登録 アメリカではモバイル広告市場が、急速な拡大を見せている。
Business InsiderはBI Intelligenceに掲載されたレポートから、2013年の分析と2018年までの展望を紹介している。
元記事：http://www.businessinsider.com/mobile-is-growing-faster-than-all-other-ad-formats-2014-10
急成長を遂げるモバイル広告は、今後さらに成長を加速させる見込みであるとしている。
アメリカでは、モバイル広告がほかのデジタル広告フォーマットより、急速な伸びを見せている。
「モバイルファースト」ユーザー層自体が急速に増加しており、彼らの目を引くために、広告主が最初に広告費を割り当てるからである。
過去の経緯を見ると、人々が実際にスマートフォンやタブレットを使っている時間がめざましい伸びを見せているのに対し、広告媒体に使用する金額はいまだ少額で、両者の間には大きな相違があった。
けれどもBusiness Insider Intelligenceの予想によると、このギャップは大幅に狭まっていくにちがいないとしている。というのも、モバイル機器に最適化された広告のフォーマットがめざましい成長を遂げており、プラットホームを利用するやり方を学ぶ広告主もますます増えてきているという。
BI Intelligenceのデータを見ると、アメリカでのモバイル広告は、2013年からの複合年間成長率は43％にものぼり、2018年には最高420億ドルを上回ることが予測される。
BI Intelligenceのレポートは、ディスプレイやビデオ、ソーシャルメディア、検索を含むモバイル広告フォーマットをもっとも重要であると見なしている。
レポートの一部抜粋。
・ディスプレイとビデオは、デジタル広告の中で、デスクトップからモバイルへと転換し、もっとも伸び率の高いモバイル広告フォーマットである。広告自体も進化している。
アメリカではモバイルディスプレイおよびモバイルビデオの広告収入は、2013〜2018年の間でそれぞれ96%と73%という驚異的な複合年間成長率を見せている。
・なかでも、検索とソーシャルメディアはUSモバイル広告の最大のシェアを占めるものであり、次期の予想でも最も大きな収益をあげることが見込まれている。
検索はモバイルローカル検索のターゲットが収束する、モバイル広告の強力なフォーマットである。
・リアルタイム入札を通して販売される広告を含むモバイルプログラム広告は、2013年現在、わずか6％のシェアを占めるにとどまるが、2018年にはアメリカのモバイルディスプレイ関連の広告収益の43％を占めると予測される。
しかしながらプログラム広告は、堅牢なクッキー情報を元にターゲティングしたモバイル端末の不足によって、いまだ制限されている。
・モバイル端末のアプリ内広告は、ネット広告よりも利益を生んでいる。アプリを利用して広告のパフォーマンスを高めることで、広告がより効果的になっていくだろう。
Medialets.によれば、アプリ内広告のクリックレートは、2013年上半期、モバイルウェブ広告全体では平均0.23％であったのに対して、平均0.56％となっている。
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