OFF Line、世界初のBluetooth Low Energy (BLE)アクセス技術を用いた近距離コミュニケーションスマホアプリ『AirTalk』をiOS向けにリリース。
日本最大の写真SNSメディア「フォト蔵」(月間webアクティブ会員330万人、スマホ会員230万人)を運営するOFF Line株式会社(東京都品川区、代表取締役社長:石塚孝一、以下:OFF Line社)は、10月9日、世界初のBluetooth Low Energy(BLE)高速アクセス技術を用い、インターネット接続を必要としないオンライントゥオフライン(O2O)コミュニケーションを可能とするスマホアプリ『AirTalk(エアトーク)』を日本語・英語版でサービスリリースしたことを発表した。
『AirTalk』はBLE技術を自社の独自開発の“AirBeaconテクノロジー”を活用することで、米Apple社のiBeacon(ロケーションと領域観測に関する技術)を活用した類似アプリと比べ、より広い直径約200m(半径100m)以内の端末保有者と類似サービスの約10倍のスピードで発信や着信および相互コミュニケーションを取ることができるメッセージングサービスである。
技術名称:AirBeaconテクノロジー『AirTalk』
範囲:最大半径100m(直径200m)
アクセススピード:1秒以内
拡張性:ビーコン使用のカスタマイズ可
双方向性:可能
セキュリティ:AirBeaconのIDを5分に一回自動変更、メッセージ作成・送信時に暗号化など3重のセキュリティ仕様
GPSの必要性:無(Wi-Fi技術を用い、BLEより大きなデータ通信が可能)
このAirBeaconテクノロジー™を用いた次世代メッセージングアプリ『AirTalk(エアトーク)』は、特に災害時など電話やインターネットが使用不可な非常事態の場合においても自分を中心として直径200mの範囲に対し「助けて!」などのメッセージを送受信できると同時に自分の位置を知らせることが可能である。
今後、同社は自社メディア「フォト蔵」が使用する「フォト蔵スマホアプリ」へ『AirTalk』のメッセージ機能を搭載し、フォト蔵の会員に『AirTalk』機能を提供すると共に、震災発生時用に活用できる『AirTalk』機能の啓蒙、イベントやテーマパークでの双方向コミュニケーション、店舗でのプッシュ情報提供や広告配信のツールなど、ロケーションベースのO2Oキラーアプリとして、『AirTalk』機能の拡充に努めていくとしている。
尚、アプリ開発は当初から世界市場を視野に入れ、日本語版、英語版以外に中国語、フランス語、ポルトガル語版は完成している。その他の多言語対応版も順次リリースし、海外のユーザーを積極的に取り込んでいくとしている。
【Bluetooth Low Energyについて】
低消費電力版Bluetooth(BluetoothLEまたはBLEと表記)
・2.4GHz(2.400-2.4835)を利用
・ボタン電池1つで数年稼働が可能
・最大1Mbpsの通信が可能
・データパケットサイズが8-27オクテットと非常に小さい
・チャネルは3チャンネル
【AirBeaconテクノロジーについて】
iBeaconよりもLow LayerのCore Bluetooth Frameworkで構築したもので直接アプリに組み込むことのできるライブラリ
【『AirTalk』主な機能】
・既存のBluetooth (BLE)アプリの約10倍のアクセススピードで他端末と接続
・自分の周囲100mまで独自作成メッセージを配信/受信することが可能
・他端末から何m離れているなど具体的な距離を表示
・端末保有者と何度すれ違ったかが分かる機能
・5分に1回、端末IDが自動変更(なりすまし防止)
・自分の周囲にメッセージを発信すると同時にTwitterにも配信
・クラウド上に自分のメッセージを発信
・周囲店舗などからの広告の受信
・他言語での配信
【『AirTalk』対応端末】
・iPhone4S以上
・iPod touch第5世代以上
・iPad 第3世代以上
・iPad mini
以上の機種でiOS7以上
*Android版は開発中
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