LINE、ユーザーが制作したスタンプを販売できるプラットフォーム『LINE Creators Market』県別・地方別方言スタンプ制作数調査結果を公開。
LINE株式会社(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:森川 亮)は、ユーザーがLINEスタンプを制作・販売できるプラットフォーム『LINE Creators Market』で販売されている「方言スタンプ」について、県別・地方別の制作数調査を実施したことを発表した。
『LINE Creators Market』は、世界中のLINEユーザーがLINEスタンプを制作・販売することができるプラットフォームである。クリエイターが制作したスタンプはLINEによる審査を通過後、「LINE ウェブストア」とLINE内スタンプショップにて販売・購入することができ、スタンプ販売額のうち約50%*1がクリエイターに分配される。
*1:分配された金額から源泉所得税や振込手数料等を差し引いた金額を受け取ることができる。なお、クリエイター及び購入者の国により適用される税率が異なる。
『LINE Creators Market』では、サービス開始以降、「方言」に関するスタンプの制作や購入が活発に行われており、人気ランキング上位にも多くの方言スタンプが登場している。このような「方言スタンプ」の人気をうけ、今回「方言スタンプ」の制作数調査を実施した。
■調査概要
名 称:「第1回 県別・地方別方言スタンプ制作数調査」
調査対象: 8月29日時点で『LINE Creators Market』で販売されているスタンプ約1万個
実施方法:「弁」、「方言」等を含むスタンプを抽出し、その後広報事務局が目視のうえ、県別、地方別に分類。
■調査結果概要
【地方】
・方言スタンプは西高東低の傾向が明らかに。
-関西、九州、中国、四国等の西日本のスタンプが方言スタンプの7割以上を占める。
【都道府県別】
・都道府県別に見た最多方言スタンプは「沖縄弁」
-代表的方言「大阪弁」を僅差で抑え「沖縄弁」が1位に。「大阪弁」、「福岡弁」が続く。
・方言スタンプ0の都道府県は、埼玉県、長野県、香川県。(2014年8月29日時点)
■調査結果に対する担当者コメント
LINE株式会社 スタンプ企画チーム マネージャー 渡辺尚誠
より多くの幅広いユーザーに届ける必要がある公式スタンプとは異なり、クリエイターズスタンプは表現をよりセグメントし、身近な人に使ってもらうという使われ方をしているようです。したがって、今回の「方言スタンプ」に人気が集まっているのも、必然の流れであると思っています。
沖縄弁や大阪弁のスタンプが多く集まったのは、その方言に特色がある事に加え、その地域への郷土愛と何かしら関係があるのでは、と思います。逆に、埼玉や長野などはまだ方言スタンプが存在しないので、新たなスタンプを生み出すチャンスかもしれません。
第1回『LINE Creators Market』県別・地方別方言スタンプ制作数調査 調査結果詳細
■地方別
地方別分析
方言スタンプは西高東低の傾向が明らかに
地方別で方言スタンプ数を比較すると、上位5地方は、
1位 関西地方(103個/33.7%)
2位 九州地方(76個/24.8%)
3位 中部地方(37個/12.1%)
4位 中国地方(35個/11.4%)
5位 東北地方(17個/5.6%)
となり、7位の四国地方(4.6%)も含めると、西日本地方の方言スタンプの合計が70%以上を占める「西高東低」の結果になった。
■都道府県別
都道府県別分析
都道府県別に見た最多方言スタンプは沖縄弁
都道府県別で方言スタンプを分類すると、沖縄県(28個/11.9%)、大阪府(26個/11.1%)、福岡県(20個/8.5%)の順となり、沖縄弁スタンプの制作数が最も多くなった。
方言スタンプ0の都道府県も
埼玉、長野、香川では、方言スタンプがまだ存在しないことが明らかになった。
新たなスタンプを作るチャンスといえる。(2014年8月29日時点の集計による)
方言愛着度調査と照らし合わせても
方言への愛着度の強さがスタンプ制作で表れる結果に
じゃらんリサーチセンターが行った調査(『じゃらんご当地調査』2010年)で、「方言・なまりに対して愛着を感じるか?」という質問の結果では、福岡県、大阪府、沖縄県が上位にランクインしている。方言スタンプも上位3県にランキングした県は同じ3県であることから、沖縄県、大阪府、福岡県の皆様が方言へ強い愛着を持っていることが改めて証明される結果になった。
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