メディアドゥ、動く絵本と人気絵本の電子版を多数ラインナップしたデジタル絵本ストアアプリ『Toyboo!(トイブー!)』iOS向けに配信開始。
電子書籍取次の株式会社メディアドゥ(東証マザーズ3678、本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:藤田恭嗣、以下メディアドゥ)は、子ども向けの電子書籍コンテンツの配信ニーズが高まっていることを受け、絵本専門の電子書籍ストアアプリ『Toyboo!(トイブー!)』をiPhone・iPadのAppStoreにて2014年12月18日に提供開始したことを発表した。
取扱い作品は、各出版社から発行される名作絵本の電子版、日本昔話や世界の童話を新たに描き下ろして朗読を加えた動く絵本、個人絵本作家の作品など、『Toyboo!』でしか取扱いがない絵本を多数提供。
サービスの料金体系は、定額の読み放題コースと単品販売の2種類のサービスを利用することができ、サービス開始時は読み放題約30作品、単品販売約50作品をラインナップする。定額読み放題コースは1ヶ月500円から利用でき、毎月10冊以上の絵本が読み放題として追加される。
読み放題作品には、アーティストのブラザートムさん作、本人による朗読付きの動く絵本「月からおちたモモンガ」(アート絵本)や、絵本塾出版から発行されている「おばけのドレス」や「だれもしらない バクさんのよる」などの人気作、JTBパブリッシングが発行する「こども絵本エルライン」シリーズなど、子どもにも大人にも魅力的な絵本を取りそろえた。
単品販売作品には、200万部を超える名作「100万回生きたねこ」(講談社)の電子版や、ボローニャ国際児童図書展でボローニャ児童賞・特別賞を受賞した「いつでも会える」(学研教育出版)などの作品を提供する。
<取扱いラインナップ一例>
また、『Toyboo!』の世界観を気軽に楽しめるよう、無料絵本として、朗読とタップアクション付きの動く絵本「ピノキオ」「あかずきん」「はなさかじいさん」「はだかのおうさま」「シンデレラ」の5作品を提供している。
取扱い絵本のラインナップは順次拡充し、童謡を収録した歌入り絵本や、知育に役立つ、文字や数字を学べるインタラクティブな絵本などの配信を予定している。
■背景と今後の展開
近年は電子書籍の利用者が増えていますが、その多くはコミック、小説、ビジネス書、雑誌が中心で、子ども向けの電子書籍サービスはほとんどなく、子どもたちが電子書籍に触れる機会が少ないというのが現状である。
このような課題に対してメディアドゥは、子ども向けの電子書籍を専門的に取り扱うデジタル絵本ストア『Toyboo!』を開始し、電子書籍取次のポジションを活かして、名作絵本の電子版コンテンツをより多くの子どもたちに提供していく。
また、『Toyboo!』では紙で出版されている名作絵本の電子版に加え、音や動きを加えた、電子ならではのデジタル絵本を提供することで、子どもにも電子書籍の可能性を感じてもらいたいと考えている。
今後は絵本作家やクリエイターを応援するための、デジタル絵本制作ツールの公開と、多言語化とグローバル展開を予定しており、世界中の人たちに多くのデジタル絵本を届けられることを目標にサービスを展開していくとしている。
<ストア・コンテンツイメージ>
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