ノイエジーク、運営するファッションレンタルサービス『airCloset』に寺田倉庫らが出資。経営基盤の強化、中核人材の採用を促進。
寺田倉庫(社長執行役員:中野善壽)およびノイエジーク(代表取締役:天沼聰)は、ファッションレンタルサービス「airCloset」の成長・拡大について、より踏み込んだ強固な提携を行うことで合意したことを発表した。
具体的には、寺田倉庫がノイエジークの直近の事業拡大に必要な資金獲得のために実施した第三者割当増資を引き受け、出資を行うと共に様々な側面でサービスの成長・拡大をサポートを行う。また、同時にエンジェル投資家を含むファッション業界からの出資も獲得している。今回調達した資金は、経営基盤の強化および中核人材の採用に活用される。
■airClosetにかかる経営基盤の強化
寺田倉庫は、預けたものをWEB上で管理できる業界初のクラウド収納サービス「minikura(ミニクラ)」を運営しており、事業のさらなる拡大を実現する上で、保管・物流との親和性が高いファッション分野への進出を検討していた。その一つとして、ノイエジークの展開するairClosetについて、保管・管理・配送・有料で付帯するクリーニングサービスなどの業務で提携を行っていた。
ノイエジークでは2015年2月のairClosetサービスリリース後一ヶ月で登録者数が4万人を超える等、予想を遥かに超える反響があったことを踏まえ、サービス規模の見直し、経営基盤の強化を図っている。今回、既に洋服の管理・配送等を担っている寺田倉庫を引受先とした第三者割当増資を行い、十分な資金の調達と共に一歩踏み込んだ業務提携を実現することで、洋服の調達やシステムの増強、中核人材の採用等を進め、市場ニーズに合わせたさらなる成長加速を目指す。また、加えてエンジェル投資家を含むファッション業界からの出資、参画を実現することで、アパレルメーカーとの連携促進、スタイリングサービスの体制強化やPR強化等を早期に実現するとしている。
■中核人材の採用推進
上記の成長加速を実現するため、出資した寺田倉庫より、取締役をノイエジークの経営陣に迎えた。
さらに、新しい経営体制の下、今後の事業拡大を担う中核人材の採用の推進を行う。
具体的には、組織再編により整理したairCloset事業を担う各部門(スタイリンググループ、マーケティンググループ、営業グループ、開発グループ、サービス管理グループ等)にて複数名の正社員を募集する。ノイエジークでは、スピード感を持って成長し、新しいライフスタイルを提案できる人材を広く募集している。
■今後の展開について
寺田倉庫は、今回のairClosetへの出資をファッション分野への事業進出の第一歩と位置づけ、今後もITベンチャー企業の事業拡大の支援や、業務提携など新たな展開を積極的に行っていくとしている。
ノイエジークは、今回調達した資金を用いて成長加速を実現するのはもちろん、ユーザーへさらなる感動と洗練されたワクワク感を提案するため、日本国外での利用、アクセサリー・小物などの周辺アイテムへの展開、女性向けのサービスラインにとどまらず、男性向け、キッズ、マタニティやシニア層向けのサービスライン拡充を推進していくとしている。
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